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トップセールスを記録するほどの面白いアプリを世の中に創出したい奴らが集まって、トップセールスのアプリを分析していくブログです。我こそは!っていうメンバ―募集中です。

フォーマットから抜けていこう

どうもこんにちは、【Wakaba】です!

月曜更新をブッチして火曜の深夜に更新、 やむにやまれぬ事情を抱えて(自分で言うな)お届けする、 ミッドナイト/ドリームは……これだ!

「フォーマットからの逸脱」

1.レジェンドオブアトラン

レジェンドオブアトラン - Google Play の Android アプリ

本日題材にするのは、このタイトル。

指を使わず頭を使う、操作不要の戦略ガチRPG! やり込み要素たっぷりなのに、操作はかんたん!

まさしくその通りで、バトルは完全オート。 モンスターorキャラクターをどう編成するか、配置するか、装備を調えるか・・・。 すべてが「ゲーム外」に詰め込まれており、それを楽しむゲームですな。

結論から言うと、まだ日の目を見ていないタイトルですが、 面白いので是非プレイしてみてください!

2.マイメニューのUI

まず目を引くのはマイメニュー。

既存のゲームとはひと味ちがって、どちらかというとPCブラウザゲームで、 こういうのあったなぁという作りになっております。

いきなり全てが解放されていると戸惑いますが、 そこはキチンとチュートリアルが作られている。 最初は機能のほとんどがクローズされており、 クエストを進めていくことで、徐々に解放されていく。

ゲームとして準備が全てのタイトルなので、かなりやることが多いのですが、 そこを見せ方含めてうまーく順序立ててあげることで、混乱を回避すると同時に、 「俺ゲームやってるなぁ、すげーテンポ良く進んで気持ちいいなぁ」 という気持ちを呼び起こしてくれます。

うまい。

最近のゲームは縦ならパズドラ型、横ならウィンドランナー型、とかとか、 もうフォーマットのような物がいくつかあって、それを崩すとユーザーが……なんて、 作る側も臆病になっている気が見受けられます。

確かに、フォーマットであれば安心します。 でも、本当にそれでいいのか?

もっともっとユーザーに新鮮な体験をさせて「お?」という気持ちを与えつつ、 「新しいし、こういうのいいなぁ」「ちょっと友達に見せてやりたいなぁ」 そんな風に思わせる作りを、作り手はガシガシ提供していかねばならんと、 そう思うばかりですな。

3.キャラクターや背景の造形

日本で一般受けする「ポップでライトな作り」ではなく、 どちらかといえば中華系、欧米が好きそうなタッチで全体を作られています。

ここは、やや「うーん」と思う所。

スマホのユーザーを幅広く獲得しようとした場合、 どうしてもコアに寄せすぎるのはよくないと言われます。

しかし本作については「戦略ガチRPG」といい、タッチも重めに作られているので、 ゲーム好きなミドル~ヘヴィな層がよだれを垂らしそうな作り、 というのが随所に見受けられるのです。

しかししかし? 簡単操作! 戦闘では何もしなくていいんだよ! という「できればライトな層も取り込みたいなぁ……」なんていう思惑が、 所々で見受けられるのは、いかがしたものかと思う感じです。

コアに売っていくのって、そんなに自信が持てないことですか?

課金をする人は実質5%くらいだよ~、とかいう話がまことしやかにされるのもあって、 コアに売っていくなら売っていく、ライトに行くならライトに行くと、 きっちりターゲッティングした方がいいのに、なーんて思った次第でございます。

ま、まぁ、私が中途半端な姿勢というのを、嫌う傾向にあるための感覚かと思いますが!!

4.フォーマットから抜けていこう

2番で紹介したメニュー画面にしたってそうですが、 このタイトルでは、フォーマットから抜けられる所は抜けていこう、 という気概を感じます。

確かに「やりきれていない感」があったり、 大人の事情でこうなっているんだろうなぁというのもあったりするのですが!

「ユーザーに新鮮な気持ちを与えよう」

最近特に思うことですが、スマホのゲーム製作において、 どこもかしこも臆病になっている感がします。

新しいことをやったら受け入れられないのではないか。 挑戦をしたら失敗をするのではないか。 売れないのではないか。 だからフォーマットに当てに行く。

ほんの一部分だけ変えて、他はすべてフォーマット。 正直言ってしまうと、そういうタイトルを見る度に、私は悲しくなります。 その輪廻に取り込まれている自分自身も、しっかりせにゃいかんと、 臆病になるなと叱咤したくなります。

エンターテイナーとして、人を笑わせるために、泣かせるために、 挑戦し続けていきたいですね。

「ってうわー!? トップアプリのレビューといいつつ、決意表明になっちまったー!?」 「あなた、疲れているのよ……もう寝てもいいんですよ?」 「疲れてるんですゆるちて……m( )mばたっ」